祖母に「それ詐欺と違う」、被害防いだ小3に感謝状 津署

【特殊詐欺を防いだとして、射場署長(左)から感謝状を受け取った水井君=津署で】

【津】特殊詐欺被害を未然に防いだとして、三重県警津署は12日、津市一志町八太、三重大教育学部付属小学校3年水井裕澄君(9つ)に感謝状を贈った。

同署によると、1月8日午後0時40分ごろ、津市内の祖母宅の固定電話に市保険課職員を名乗る男から「保険料の還付がある」などと電話があり、銀行に行こうとした祖母に対して「それ詐欺と違う」などと声を掛け、特殊詐欺を未然に防いだ。

その日、水井君は祖母宅に祖母と2人でいた。水井君はテレビのニュースを見て特殊詐欺のことを知っており、祖母の電話でのやりとりや話し方から「詐欺かもしれない」と気づいたという。

水井君は普段から祖母に「夕食を作ってもらったり、欲しいものを買ってもらったりしている」といい、恩返しできたと喜んだ。

射場重人署長は「詐欺被害を防いでくれて本当にありがとう。犯罪を止めてもらうことが一番大事。これからも一声掛けてもらえたら」と述べた。

津署は水井君の事例を受け、特殊詐欺被害防止を啓発するDVDを制作。管内の小学校に配布する。