津の石水博物館で企画展「天神さまと梅」 三重

【天神信仰に関する資料が並ぶ会場=津市垂水の石水博物館で】

【津】三重県津市垂水の石水博物館は13日から企画展「天神さまと梅」を開く。平安時代の政治家で学芸の神「天神さま」として広く親しまれる菅原道真ゆかりの所蔵品や、道真が愛した梅を題材にした美術品など計37点を展示する。4月11日まで。入場料一般500円。月曜休館。

同館は伊勢商人の川喜田家16代当主で芸術家としても知られる津市出身の川喜田半泥子(明治11―昭和38年)が創設。川喜田家は菅原氏の子孫を称し、歴代当主がゆかりの品を多く収集している。

本展は半泥子を養育した祖母・政の供養堂「紅梅閣」を開いた昭和六年から今年90年周年を迎えるのを記念し企画した。

道真の筆とされる金字の経典の古筆切や道真の生涯を描いた絵巻をはじめ、半泥子が初めて制作した梅柄の茶わんや、祖母政が半泥子に書き送った遺訓の手紙などが並ぶ。

津藩の藩校有造館で孔子らと共に祭られた道真像の軸や、川喜田家の出資で天神信仰の資料を網羅した「北野文叢」など津の町と天神信仰をつなぐ貴重な資料もある。桐田貴史学芸員(26)は「天神信仰からの文化の広がりを楽しんで見てほしい」と話している。