鈴鹿市一般会計は646億円 新年度予算案発表 三重

【新年度予算案について説明する末松市長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市は12日、令和3年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比0・3%増の646億9500万円で、当初予算としては過去最大となる。

特別会計などを含めた全体の予算総額は、前年度比1・6%減の1066億3654万5千円。

同日の臨時記者会見で、末松則子市長は「コロナに負けるな!牛歩のごとく前進予算」と命名し、「しっかり一歩一歩踏みしめながら、歩みは遅くとも頑張っていくという思いを込めた」と述べた。19日からの同市議会2月定例議会に上程する。

歳入のうち、全体の42・3%を占める市税は、新型コロナウイルス感染症の影響により個人市民税、法人市民税、固定資産税などいずれも減収の見込みで、全体では17億5052万3千円減の273億5495万7千円。

不足分を補うため、繰入金として財政調整基金から32億6千万円、地方債減債基金から4億円を計上する。令和3年度末の残高見込みは約16億円。

市債の借入額は、46億1820万円で前年度比27・9%の増加。令和3年度末の借入残高は前年度比1・3%増の479億6418万1000円。ふるさと納税「すずか応援寄付金」は、2億1571万1000円を34事業で活用する。

歳出は、三重とこわか国体開催に伴う経費に7億8973万2千円を計上。コロナウイルスの影響で「鈴鹿モータースポーツフェスティバル」など、市主催イベントの開催に係る予算計上を見送る一方、コロナ禍の経済対策や雇用対策などの経費に計約2億8600万円を計上した。そのほか「市総合計画2023」の成果指標の目標達成に向け、実施計画を着実に進めていく。

新規事業は13事業で、新規事業を含めた主要事業は48事業となる。

主な事業は次の通り。
◆犯罪被害者等支援事業(96万7千円、新規)
犯罪に巻き込まれた被害者やその家族、遺族に対して支援金を交付。
◆消防司令システム部分改修費(1億6830万円、新規)
高機能消防司令システムの適切な維持管理のための部分改修経費。
◆私立保育所等保育士処遇充実、定着化補助(2808万円、新規)
私立保育所の保育士の処遇充実や資質向上を目的に、継続年数4年以上の330人を対象に、継続年数によって1人あたり5千―1万円を補助する経費。
◆私立幼稚園教諭処遇充実、定着化補助(516万円、新規)
私立幼稚園教諭の処遇充実や資質向上を目的に、継続年数4年以上の60人を対象に、継続年数によって1人あたり5千―1万円を補助する経費。
◆大木中学校施設整備費(11億2822万7千円)
校舎の増改築工事費。
◆クリーンセンター施設整備費(1675万円、新規)改築に向けた基本計画の策定とPFIなどの導入可能性調査費。
◆事業継続サポート給付金事業(8200万円、新規)コロナ禍の影響で売り上げが減少した飲食店や宿泊業の事業主に対して事業継続のための給付金を支給する。
◆公用車管理費(1625万2千円)
2カ年で全ての公用車にドライブレコーダーを設置。
◆戸籍住民基本台帳管理業務費(1億5698万3千円)
死亡届提出後に関連の手続きをワンストップでできる「おくやみコーナー」を設置。
◆地域づくり推進事業費(9052万3千円)
各地域づくり協議会の活動推進に寄与するため、地域づくり一括交付金を拡充する。