東紀州で移住と創業を 三重県と県信用保証協会が初セミナー 28日、尾鷲と東京で同時開催

三重県信用保証協会は28日、県外在住者で東紀州を中心に県南部地域への移住や創業に関心のある人らを対象に、尾鷲と東京の二会場をネット中継で結び、初の「三重(ミエ)る創業セミナー」(県共催)を開く。人口減少などが深刻化する東紀州では、外部から積極的に移住者を呼び込みたい一方、就労場所の確保といった問題点もある。そこで、移住と創業を組み合わせることで定住しやすい環境を提示し、選択肢の一つにしてもらおうと開催する。

県南部地域で少子高齢化や過疎化が問題となる中、新型コロナウイルスの影響で、都市圏から地方圏への移住推進の動きもある。東紀州は自然豊かな立地というメリットがある一方、事業者数などが少なく、就労も含めた移住者による生活基盤の確保が課題となってきた。

セミナーは県外在住者で東紀州への移住や創業に興味のある人、県内在住で創業に関心ある人を対象に、東京都中央区日本橋室町の三重テラスと尾鷲市の県立熊野古道センターの2会場をネット中継で結んで実施。専門家や実際の移住・創業者ら多彩なゲストを招き、移住に対する支援策や創業資金の調達方法など金銭面も含めた課題解決へのプログラムを予定している。

具体的には県の移住担当者が各種施策を説明。移住・創業に詳しい専門家による資金調達方法などの解説もある。実際に東京や埼玉などから東紀州に移住、創業した経験者が体験談を話し、苦労した点ややりがい、楽しみなども語る。参加者が専門家らに質問や相談できる時間も設け、課題や疑問点を深掘りできるようにする。参加者と講師らによる交流会も設けている。
開催時間は28日午後1時から同5時まで。募集定員は尾鷲会場で20人、東京会場で15人。講師や創業者は尾鷲会場に集結するが、東京会場から直接質問することもできる。当日の模様はYouTubeでライブ配信し、「三重テラスチャンネル」で申し込み不要で視聴できる。

参加申し込みは県信用保証協会ホームページ(https://www.cgc-mie.or.jp)などでできる。締め切りは19日まで。問い合わせは同協会=電話059(229)6060へ。