婚礼料理に「デリボックス」 コロナ禍に非接触型 伊勢の結婚式場が取り組み 三重

【ウェディングデリボックスを紹介する東山さん=伊勢市のFOLK FOLKで】

【伊勢】コロナ禍による逆風への打開策につなげようと、三重県伊勢市神田久志本町の結婚式場「FOLK FOLK」は3月から、非接触型婚礼料理サービス「ウェディングデリボックス」の取り組みを始める。

デリボックスは、新型コロナウイルスの感染防止に向けて結婚式の参加者やスタッフそれぞれの接触を極力避けるため、料理と飲み物を直径約30センチの二段式の紙製弁当箱にまとめたサービス。冷めてもおいしく食べられるよう、地元の創作仏料理店「ミルポワ」(岩渕一丁目)が料理を担当した。

容器や付属するスプーン、フォークはなるべく環境に配慮した素材で、食べ残しても気軽に持ち帰れることから、フードロス対策にもつながる。規模に応じてカジュアル、スタンダード、デラックスの3種類を用意し、3月以降で既に8件が成約しているという。

新型コロナの影響でブライダル業界は大きな打撃を受けており、同式場でもキャンセルや延期が相次いだため、昨年3月末を最後にほとんど式典を開けない状況が続いていたという。

緊急事態宣言の再発令などで式典の延期、再延期と続く中、利用者から「何とか式典を開けないか」という要望が高まり、「少しでも接触を避けて安心してもらえるように」とサービスを考案した。当初から専属のシェフを抱えていなかったことも奏功したという。

式場を運営するWedesign(ウェザイン)代表の東山迪也さん(34)は「コントロールできないことなので悲観せず、昨年はいい意味で考える時間ができた1年だった。今年は考えたことをチャレンジする1年にしたい」と話した。

同社はデリボックスの体験試食会の参加者も募集している。日程は3月15、20日の午後1時からと午後5時からで各2時間程度を予定。各2組限定で合計8組を対象に無料で料理を提供するほか、会場の見学会などを予定している。問い合わせは同社=電話0596(63)6565=へ。