相生町自治会問題 津市が詐欺容疑で告訴 備品設置の補助金巡り

【相生町自治会長が市の補助金を詐取した疑いがある問題で、津署に刑事告訴したことを発表する前葉市長=市役所で】

 津市の相生町自治会長が虚偽申請で補助金を詐取した疑いがある問題で、前葉泰幸市長は10日の定例会見で、自治会設置のごみ箱と掲示板に対する補助金を詐取されたとして、詐欺容疑で津署に刑事告訴したと発表した。告訴は5日付。誰を告訴したかは明らかにしていない。

 市によると、自治会は平成25年度以降、ごみ箱の設置に関して39件の補助金を申請し、市は計585万円を支出。自治会提出の領収書には、ごみ箱1台当たりの値段が約50万円と記載されているが、実額は3分の1以下で、市は過剰に補助金を支出させられた疑いがある。

 また、自治会は26年度以降、掲示板の設置に関して4件の補助金を申請し、市は計26万円を支出した。前葉市長は「工事が適正に行われなかった」とし、不正の詳細を明らかにしなかったが、複数の関係者によると、領収書記載の業者とは違う「第三者」が工事をした疑いがあるという。

 市はごみ箱と掲示板以外でも補助金を詐取された疑いがある事案を把握しており、前葉市長は「他の事案についても引き続き県警に相談し、早期の全容解明に取り組む」と述べた。