コロナ禍で悩み深刻化 三重いのちの電話協会 相談員募集、4月から養成講座

悩み事の相談を受け付けている認定NPO法人「三重いのちの電話協会」は、4月から相談員の養成講座を開く。新型コロナウイルスの影響で相談内容が深刻化しており、協会は多くの相談員を確保したい考え。

協会には57人の相談員が在籍。悩み事などの電話にボランティアで対応している。コロナ禍以前から協会に寄せられる相談の電話が途切れないため、昨年から相談の件数に大きな変化はないという。

一方で「コロナの影響で派遣切りにあった」「外出自粛の影響で引きこもりの状態になっていて苦しい」など、新型コロナウイルスの影響とみられる相談が相次いで寄せられているという。

相談員もコロナの影響で人手不足に陥っているという。一部の相談員は家庭の事情や感染への懸念から外出を控え、中には医療関係の仕事を兼務する相談員も。「相談体制はぎりぎりの状態」(協会)だ。

警察庁の統計によると、昨年の県内自殺者数は前年比29人(9・5%)増の333人で2年ぶりに増加。人口当たりの自殺者数は平成29年以降、全国平均を上回る状況が続いているという。

協会の古庄憲之事務局長は「相談員は自殺者が一人でも少なくなることを願って一生懸命に対応しているが、コロナ禍で相談体制の充実が急務。ぜひ多くの人に協力してもらいたい」と話している。

養成講座の受講料は申し込み手数料を含めて6万7千円。来月15日まで受け付ける。今月20日に津市羽所町のアスト津で事前説明会を開く。問い合わせは協会事務局=電話059(213)3975=へ。