「酒まんじゅう」限定販売 明野高と和菓子店、開発 食品ロス減 三重

【酒かすを活用した酒まんじゅうをアピールする作物部門の生徒ら=伊勢市小俣町の明野高校で】

【伊勢】三重県伊勢市の県立明野高校の生徒らと老舗の酒蔵などが協力して開発した純米吟醸酒「明野さくもつ」の醸造工程で出た酒かすを有効活用した「酒まんじゅう」ができた。製造協力した同市宇治中之切町の老舗和菓子店「藤屋窓月堂」で、21日までの期間限定で販売している。

生産科学科作物部門の3年生が中心となり、三重大学で開発された酒米「弓形穂(ゆみなりほ)」を栽培収穫し、それを原料に多気町の酒蔵「河武醸造」でこの冬に仕込みが行われた「明野さくもつ」。その醸造の過程で約400キロの酒かすが出た。そこで、食品ロスを減らすための酒かすの有効活用と、酒を飲むことができない人にも明野さくもつを楽しんでもらいたいとの思いから、藤屋窓月堂の協力で酒まんじゅうの製品化に取り組んだ。

酒かすと酒、山芋を練り込んだ生地に、北海道産小豆のなめらかなこしあんを包んで蒸し上げた。しっとり柔らかな皮は明野さくもつのフルーティーな風味が広がる。藤屋窓月堂の吉尾雄介社長(33)は「酒が飲めない生徒たちに、風味を楽しんでもらえるよう原料のバランスを考えた」と話す。1個130円(税込み)。10、17日正午からは、同校の販売所でも購入できる。