国体で大規模事故想定 鈴鹿市職員・消防・医療機関が訓練 三重

【大規模事故を想定した負傷者の救出訓練=鈴鹿市江島台1丁目のAGF鈴鹿体育館西駐車場で】

【鈴鹿】三重とこわか国体、とこわか大会の開催に向け、三重県鈴鹿市は8日、大会会場の一つとなる同市江島台一丁目のAGF鈴鹿体育館で、大規模事故の発生を想定した対応訓練を実施。けが人役を含めた市職員58や消防本部37人、医療機関9人などの計112人が参加し、安全管理体制の確認をした。

関連機関の連携強化を図ることが狙い。

訓練は同館西側駐車場で、選手や競技役員らが乗った観光バスを含む計4台の交通事故が発生し、多数の負傷者が出たと想定。訓練対象者には、負傷者の人数やけがの程度などの詳細を知らせない「ブラインド形式」で実施した。

初動対応訓練として、国体運営にあたる市職員らが事故の状況を確認し、一一九番通報。

その後、消防隊や救急隊が現場に到着すると、負傷者を軽傷から死亡まで4段階に治療や搬送の優先順位を決め、鈴鹿中央病院の災害派遣医療チーム「DMAT」や鈴鹿回生病院の全日本病院協会災害時医療支援活動班「AMAT」らと協力し、死亡者4人を含む計37人の要救助者を救出した。

訓練の様子を見ながら、評価員4人が安全確認や情報伝達、報告などの項目を評価した。

最後に、中村康典消防長は「訓練を通じて、初動活動の大切さが分かってもらえたと思う。迅速な対応のためには連携が大切。今後、検証を重ねてより良い体制を構築し、安全に大会を開催したい」と講評した。