いなべ 社会ルール互いに守ろう 長男亡くした鷲見さん講演 三重

【講演する鷲見さん=いなべ市員弁町笠田新田の員弁老人福祉センターで】

【いなべ】員弁地区保護司会の研修会が8日、三重県いなべ市員弁町笠田新田の員弁老人福祉センターであり、講演や人形劇を通して命の大切さを訴え続けている「いのちの言葉プロジェクト」の代表を務める鷲見三重子さん(67)=東員町六把野新田=が講演した。

平成9年に鷲見さんは、当時高校2年生だった長男の拓也さんを交通事故で亡くした。拓也さんは部活動を終えた帰り道に、脇見運転の車にはねられた。

講演で鷲見さんは、突然息子を奪われた苦しみやその当時の家族の様子を振り返り、現在の活動を始めるきっかけや経緯を話した。

鷲見さんは「人の心が変わらないと、事故や事件はなくならない。互いに社会のルールを守り、被害者や加害者をつくらないこと。それに尽きる」と語った。

研修会には同市と東員町の保護司のほか、同市の更生保護女性会の会員も参加し、約40人が聞き入った。