全校生徒の古本1150冊を寄付 宇治山田商高、児童養護施設などへ 三重

【持ち寄った古本をNPOの福田理事長(左)に手渡す図書委員の生徒ら=伊勢市黒瀬町の宇治山田商業高校で】

【伊勢】三重県伊勢市の県立宇治山田商業高校は5日、全校生徒に呼び掛けて持ち寄った古本約1150冊を、各地で古本の寄付活動などに取り組むNPO法人全国成年後見の会(静岡市)に寄贈した。NPOを通じ、県内外の児童養護施設などに贈られる。

国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の学習の一環として、図書委員の生徒らが中心となって本の回収を実施。SDGsの目標の一つ「質の高い教育をみんなに」などをテーマに、全校生徒約600人と教員らに読まなくなった図書の提供を呼び掛け、絵本やコミック、辞典や小説など、5日間で約1150冊が集まった。

同校で図書委員の代表生徒らが、NPOの福田朗久理事長(49)に回収した本を手渡した。福田理事長は「必要としている施設に、皆さんの気持ちと一緒に届けます」と感謝した。

図書委員で国際科2年の松井亜由奈さん(17)は「不要になったものが、ほかの場所で役立つことをうれしく思う。お気に入りだった小説を寄付したので、手にした人が同じように楽しんでくれたら」と話していた。