南伊勢町 オンラインで健康体操 東大生と高齢者が交流 三重

【タオルを使った「えるがあ体操」を実践する仲林さん(左)と高齢者ら=南伊勢町道行竈の生活改善センターで】

【度会郡】三重県南伊勢町道行竈(みちゆくがま)の生活改善センターで5日、介護予防事業の一環として同町が実施している「えるがあ教室」があった。今回はビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使って東京大学の学生4人も参加し、地元の高齢者らと健康体操を通じて交流を深めた。

同大は昨年度から、学生が地域に密着して課題を探り解決策を提案する「フィールドスタディ型政策協働プログラム」を同町で実施。人口が37人で限界集落の同地区に学生2人が3週間ほど滞在し、課題解決に取り組んだ。

本年度も現地への学生の受け入れを予定していたが新型コロナウイルスの影響で中止となったため、昨年11月から学生7人と住民や地元のNPO法人らがオンライン形式による地域交流会を6回行ってきた。

今回学生らが参加した同教室は、65歳以上の町民を対象に平成26年度から始まり、災害時に自分の足で避難できるように体力維持や足腰強化を目的とした健康体操などをしているという。

この日は、町元気づくりマネージャーの仲林郁穂さんらが指導し、高齢者7人がストレッチや脳を活性化させる手遊び、タオルを使った「えるがあ体操」などを実践。学生らも一緒に体を動かし、「難しい」「体にこたえるが楽しい」と感想を述べた。最後に学生が高齢者に質問したりして、和気あいあいとした時間を過ごした。

同地区老人クラブの島田正恵会長(78)は「オンラインは初めてだったが若い人が一緒にいるような感じで活気があり楽しかった」と話した。