ワクチン、多言語対応を 三重県知事、全国知事会で外国人住民対策訴え

【外国人住民向けの感染症対策の必要性を訴える鈴木知事=県庁で】

鈴木英敬三重県知事は6日の全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部にウェブ会議システムで参加し、外国人住民向けの感染防止対策を強化するため、国による実態の把握やワクチン接種の多言語対応の必要性を訴えた。全国知事会がこの日まとめた緊急提言に反映され、同提言は今後国に提出される予定。

対策本部はオンラインで開催。緊急事態宣言の延長を受けて、経済雇用対策やワクチン接種体制の確保などの緊急提言をまとめた。感染症法の改正を踏まえ、国民や事業者らに感染拡大防止への協力を呼び掛ける「頑張ろう宣言」案も示された。

鈴木知事は、県内で1月の感染者のうち2割が外国人住民だったと説明した上で「国で実態を把握すべき」と主張。日本語が伝わりにくい外国人住民のワクチン接種で問診に時間がかかる可能性を懸念し、問診票や電話相談窓口の多言語化の必要性を指摘した。

また、ワクチン接種を全国で早急に完了させるために、全国知事会にワクチン接種に関するワーキンググループなどを設置することを提案。「全国で手を携えて早く打ち終えるための知を共有し、全国知事会の活動を『見える化』する体制整備が必要」と述べた。