津市自治会百条委 領収書に印紙なく ごみ箱設置補助金、市担当見落とす 三重

三重県津市の相生町自治会長が市職員と共謀して補助金を詐取した疑いなどを調査する市議会の調査特別委員会(百条委員会)は5日、自治会側が虚偽申請で過剰に補助金を詐取した疑いがあるごみ箱の設置事業などを審議した。自治会側が補助金の申請で市に提出した領収書の一部に収入印紙を貼付していなかったことが明らかになった。

収入印紙がなかったのは平成28年度以降に提出された5枚の領収書。ごみ箱1台当たりの代金は約50万円と記載されている。藤本智子議員(共産党津市議団)が指摘。環境事業課の坂越健二課長は「見落としていた。反省すべき」と謝罪した。

自治会が申請した補助金のうち2件が補助対象外だったことも、堀口順也議員(公明党議員団)の指摘で判明。設置から3年間が経過したごみ箱を取り換える場合は補助対象だが、この2件は3年未満の取り替えだった。坂越課長は「勘違いだった」と釈明した。

環境事業課によると、自治会は25年度以降、ごみ箱の設置に関して39件の補助金を申請し、市は計585万円を支出したが、領収書の金額が実物の3倍以上で、市は「補助金を過剰に支出させられた疑いがある」として県警に相談している。

次回は2月15日午前10時から。自治会掲示板や防犯灯の設置補助金を巡る詐取疑惑や、自治会長が市職員に土下座や丸刈りを強要したり、関係する特定の飲食店に市職員を通わせたりしていた疑惑について審議する。市議会はホームページから審議を配信する。