鈴鹿の庄内・椿両地区 移動困難高齢者を支援 車両購入、自宅から送迎 三重

【2地区の高齢者外出支援用に共同で購入した車両=鈴鹿市山本町の椿公民館で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の庄内地区地域づくり協議会(大石徹也会長)と、椿地区まちづくり協議会(三浦均会長)はこのほど、移動手段がない両地区の高齢者を対象に、両協議会で購入した車両1台を使って、自宅から所定の病院などへの送迎をする外出支援を始めた。

高齢化が進む両地区は、市のコミュニティバスも運行するが、全域はカバーできないことや本数が少ないことなどから、約1年前から両協議会が共通課題として、外出支援の取り組みを進めてきたという。

車両は両協議会への市の交付金や地域の協賛金を募り、約200万円で共同購入。地元小学生らのアイデアを基にシンボルマークと「おでかけハッピー号」の愛称を付けた。車両の運転は両地区の有償ボランティア7人が務める。

1月12日から本格運用が始まった。利用可能日は椿地区が月、火曜日、庄内地区が木、金曜日。水曜日は予備日として両地区が共有。事前予約制で個別対応のため、利用は1日2人程度となる。これまでに、延べ7人程度が利用した。

現在の送迎先は近隣約10キロ圏内にある病院5カ所やスーパー1カ所。今後薬局も追加予定。料金は移動距離により、ガソリン代として100円か200円を支払う仕組み。

発案者の大石会長(77)=同市西庄内町=は「始まったばかりで認知度が低いので、気軽に利用してもらえるよう積極的に呼び掛けていきたい」、三浦会長(70)=大久保町=は「コロナ禍で周知が難しい部分もあるが、協力者も少しずつ増えてきた。将来的には各地区で1台ずつくらいの活動に発展していけば」とそれぞれ話していた。