四日市市 一般会計1211億6000万円 1.1%増、過去最高 新年度予算案 三重

【記者会見する森市長=四日市市役所で】

【四日市】三重県四日市市は5日、令和3年度当初予算案を発表した。一般会計は、前年度比1・1%増で、過去最高額の1211億6千万円。新型コロナウイルス感染症対応、影響を受けている市民生活や事業活動への支援、将来都市像の実現に向けて推進計画事業の着実な進捗(しんちょく)を図ることに重点を置いた。12日からの市議会2月定例月議会に、当初予算案を含む52議案と報告2件の計54件を上程する。

歳入は、国内経済がリーマン・ショック時を上回る急激な景気後退に陥り、個人市民税や法人市民税などが大幅な減少の見込みで、歳入全体の56・6%を占める市税は、前年度比5・9%減の685億円。経常的な一般事務経費は、前年度の当初予算額から3%のマイナスシーリングを6年ぶりに実施し、コロナ対応などに所要額を措置するほか、財政調整基金繰入金を前年度から皆増の過去最高額36億円、市債を前年度比59・6%増の42億円計上することなどにより、収支の均衡を図る。

歳出は、新年度に開催予定の国民体育大会の開催経費やコロナ感染防止対策に要する経費などを計上。現在も感染拡大が続くコロナ対応については、国の交付金や財政調整基金などを活用しながら、補正予算などの措置を機動的に講じていくとしている。

条例は、市選管職員増、市立四日市病院の癌治療専門医と経営企画部門職員増を目的とする市職員定数条例改正、行政手続簡素化を目的とする押印廃止に伴う条例改正などを予定している。

記者会見した森智広市長は「コロナ対策では、中小企業からの声を受けて実施する臨時給付対策費が当市独自の施策としては最大。県内で事業所税の制度は当市だけであり、全国的にも珍しい事業」とした。

その上で「第三波の襲来に当初予算が間に合わなかった部分もあり、当初予算以外でかなり大型の補正予算を来週からの2月議会に上程する」と強調。当初予算案を「コロナに負けやん!四日市の底力予算」と命名した。