県内移動「慎重な判断を」 県緊急警戒宣言を延長 飲食店時短要請は解除 三重

【緊急警戒宣言の延長を決めた対策本部員会議=三重県庁で】

三重県は5日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う県独自の緊急警戒宣言を、来月7日まで延長することを決めた。当初は今月7日を期限としたが、愛知、岐阜両県で緊急事態宣言が延長されることなどを受けて延長を決めた。感染状況が改善した場合は解除の時期を前倒しする。一方、3市の飲食店を対象とした営業時間短縮の要請は、予定通り今月7日で解除する。

県によると、直近1週間の1日当たり平均感染者数は22人と、警戒宣言発出前の19・7人を上回っていることなどから延長を決定。クラスター(感染者集団)が相次いで発生していることも踏まえた。

延長後の緊急警戒宣言でも、県境をまたぐ移動や大人数、長時間に及ぶ飲食を避けるよう引き続き要請する。飲食店支援策「GoToイート」も、原則4人以内での利用としている制限を継続する。

さらに、8日からは県内での移動も慎重に判断するよう新たに要請。県内のカラオケ喫茶でクラスターが相次いだことを受け、大声を発する場面への参加は避けるよう求める要請も加えることにした。

一方、宣言発出前は31%に上った飲食に起因する感染が先月末以降は1%程度に低下したことを踏まえ、四日市市、桑名市、鈴鹿市の飲食店を対象に要請していた営業時短要請は今月7日付で解除する。

鈴木英敬知事は会議後の記者会見で「緊急警戒宣言を解除する選択肢もあったかもしれないが、春は人生の節目となる大事なシーズン。昨年のような苦しい春を二度と迎えたくはない」と延長の意義を語った。

営業時短要請の解除については「もともと多かった飲食の場での感染が減少してきた」と説明しつつ「飲食での警戒を緩めて良いと言っているわけではない」とし、引き続き対策を徹底するよう呼び掛けた。