伊勢市 シンフォニアエンジニアリングと津波避難所使用協定 三重

【協定書を交わした西村取締役伊勢事業所長(右)と鈴木市長=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県伊勢市と同市竹ケ鼻町の設備工事業「シンフォニアエンジニアリング」は4日、大規模地震などによる津波発生時に、同社社屋の一部を地域住民の緊急避難所として使用するための協定を結んだ。

同社は伊勢湾に注ぐ勢田川河口に立地し、周辺地域は津波による浸水被害が想定されている。そのため、昨年建築した鉄骨4階建ての新社屋を津波避難所として活用してもらおうと、市に協力を申し出た。使用できるのは、2階以上の廊下や階段などで収容人数は約60人。

市役所で調印式があり、鈴木健一市長と同社の西村和彦取締役伊勢事業所長が協定書を交わした。同社は新社屋の建設計画時から、地域の避難所となることを考慮し、非常時の飲料タンクを設置したり非常用電源として活用する太陽光パネルを設けるなど、災害に備えた建設を進めたという。

西村伊勢事業所長は「地域と一緒に、住民の安心安全を守っていきたい」と話した。鈴木市長は「災害リスクを抱える地域。施設を活用させていただくことはありがたい」と述べた。