保育施設で初のクラスター 新型ウイルス28人感染

三重県は30日、未就学児から80代までの28人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。鈴鹿市立一ノ宮保育所(同市)でクラスター(感染者集団)が発生した。保育施設でのクラスターは県内初。県内の感染者は延べ2174人となった。

県によると、新規感染者は鈴鹿市で8人、四日市市で4人、亀山市と伊勢市で3人ずつ、津市、いなべ市、伊賀市、朝日町で2人ずつ、鳥羽市、玉城町で1人ずつ。亀山市と伊賀市、伊勢市、玉城町の8人の感染経路が分かっていない。

これまでに職員2人の感染が判明している一ノ宮保育所では、新たに保育士2人を含む職員4人の感染が判明。この保育所の感染者は6人となり、県は36例目のクラスターと認定。職員や園児ら143人への検査を進めている。

クラスターが発生していた市立四日市病院(四日市市)では、新たに看護師や元患者ら3人の感染を確認。既に判明している感染者と同じ病棟だった。この病院の感染者は15人となった。

同じくクラスターの発生が確認されていた鈴鹿中央総合病院(鈴鹿市)でも、入院患者2人の感染を確認。2人とも当初の検査結果は陰性だったが、2回目の検査で陽性が判明した。この病院で判明した感染者は70人となった。

このほか、クラスターが発生した武内病院(津市)でも、新たに入院患者1人の感染が判明。これまでに実施した3回の検査結果は陰性だったが、27日に発症した。この病院の感染者は19人となった。

津市立芸濃こども園(津市)では、園児1人の感染が判明。22日に感染が確認された園児の接触者で、当初の検査結果は陰性だったが、その後に発症した。このこども園の感染者は3人となった。

また、県は同日午前9時時点の病床使用率は57・4%と発表。うち重症者用病床の使用率は15・1%で、過去最多となった。軽症から中等症だった患者2人が重症化した。