都シティ津、再開断念 来月末で営業終了 コロナ再拡大、回復見通し立たず 三重

【2月末で営業終了する都シティ津=津市大門で】

【津】三重県津市の代表的なホテルの一つで、昨年9月から臨時休業している「都シティ津」(同市大門)が営業再開を断念し、2月末で営業を終了することが29日、関係者の話で分かった。

複数の関係者によると、新型コロナウイルス感染症が11月以降に再拡大したことで、宿泊需要が回復する見通しが立たなくなったため、再開を断念した。2月末でレストランや宴会場も含めて営業を終了する。

ホテルを経営する「津センター」の担当者は取材に「営業再開に向けて協議してきたが、新型コロナの感染再拡大で難しくなった」と語った。営業終了後の施設の扱いは「取締役会などで協議する」としている。

都シティ津の担当者は営業終了について「地元のお客様から再開を待ち望む声を聞いていたので大変申し訳ない」と話した。従業員35人は「近鉄・都ホテルズ」の系列ホテルで働く予定という。

同ホテルは近鉄系の「津都ホテル」として昭和60年に開業した。業績の悪化で近鉄が平成14年に撤退の意向を示したが、市の第三セクター「津センターパレス」が地元企業などと共同で「津センター」を設立。同社がホテルを経営し、運営を「近鉄・都ホテルズ」に委託することで存続してきた。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で宿泊客が激減し、需要の回復が見込めないため、昨年9月1日から休業。前葉泰幸市長が津センターの筆頭株主である津センターパレスの社長として、今春の再開に向けてホテル側と協議していた。