
三重県教委は28日、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に中止した本年度の「ビブリオバトル三重決戦」への出場を予定していた生徒らがお気に入りの書籍を紹介する動画の配信を始めた。
県教委によると、ビブリオバトルは生徒が1人5分間で書評を発表し、参加者が「読みたくなった本」を選ぶ。本年度は7回目の大会を先月13日に予定したが、県庁などでの感染拡大を受けて中止した。
県教委は出場を予定していた20人から希望者を募り、高校生8人と中学生1人が書籍を紹介する5分間の動画を収録して配信。県立図書館に特設コーナーを設け、生徒らが紹介した書籍を展示する。
木平芳定教育長は28日の定例記者会見で「一人でも多くの子どもたちに同世代の動画を見て書籍を手に取る機会を増やしてもらいたい。豊かな心を育み、感性を磨くことにつなげたい」と述べた。
県ホームページのインターネット放送局と県のユーチューブチャンネルで10月30日まで配信する。視聴に関する問い合わせは県教委社会教育・文化財保護課=電話059(224)3322=へ。