ワクチン優先、5万5000人 県想定、医療従事者に接種 三重

【ワクチン接種の検討状況について報告を受ける出席者ら=三重県庁で】

三重県は27日夜の新型コロナウイルス感染症対策協議会で、優先してワクチンの接種を受ける医療従事者を5万5千人と想定していると明らかにした。2月中旬に接種計画を策定し、早ければ3月中にも接種が始まる見通し。高齢者には3月中旬にも接種券を配布する。

また、国が優先接種に先駆けて実施を予定する「先行接種」について、県内では鈴鹿病院、三重病院、三重中央医療センター、四日市羽津医療センターでの実施が決まったことも明らかにした。

住民への接種は3月中旬から接種券を配布し、高齢者を優先して実施すると報告。高齢者に対する1回目と2回目の接種を2カ月以内で実施する国の方針を念頭に体制の検討を進めていると説明した。

このほか、米ファイザー社のワクチンを超低温で保管するための冷凍庫について、まずは医療従事者向けの接種に23台を設置すると報告。住民向けには3月以降に117台を割り当てると説明した。

出席者からは「どれだけの期間にどれぐらい打ちたいというプランはどうなっているのか」との声が上がった。県当局は「今は分からないことだらけ。分かった時点で伝えたい」と説明した。

鈴木英敬知事は冒頭のあいさつで「2月下旬までに接種の体制を構築し、速やかに接種していかなければならない。関係者による一大事業となる。県民の命と健康を守るために全力を尽くしたい」と述べた。