伊勢の四郷地区 あさま小菜が収穫期 「味、香り上々」漬物に 三重

【東原さんの畑で収穫されたあさま小菜=伊勢市一宇田町で】

【伊勢】三重県伊勢市の朝熊山の麓にある四郷地区で、浅漬けの材料として栽培される伝統野菜「あさま小菜」の収穫が進んでいる。

あさま小菜はアブラナ科の1種で、市内で寒冷となる朝熊山麓で古くから栽培されてきた。JA伊勢によると、高齢化などで生産者は年々減少し、現在は同地区で10軒の農家がつくっている。

今年は暖冬で生育が良く、例年より刈り取り時期が早まっていて、収穫は2月中旬まで続く予定。小菜は漬け物工場で加工され、市内のスーパーなどで販売される。

50年近く栽培を続ける同市一宇田町の東原喜美代さん(78)は、畑で30センチほどに育った小菜を鎌で刈り取った後、長さをそろえて束ねる作業を進めていた。東原さんは「葉が柔らかく、食感はしゃきしゃき。味も香りも上々です」と話していた。