津 抽象や仏頭の石彫22点 宮本さん彫刻展 三重

【彫刻作品を紹介する宮本さん=津市中央の三重画廊で】

【津】三重県津市美里町の宮本治さん(65)の彫刻展が27日、同市中央の三重画廊で始まった。大理石や御影石を使った彫刻22点を展示・販売している。31日まで。

宮本さんは大阪市出身。愛知県立芸大、同大学院で彫刻を学んだ後、三重の県立高校で美術教師をしながら作品を発表している。

同所では約5年ぶりとなる個展では長く追求してきた抽象的な形態と、一昨年の夏から取り組む仏頭とを合わせて発表した。

御影石の先端にオニキスを組み合わせ真ちゅうの足を付けた抽象形態「有機体」のシリーズは、より生命を感じさせる形に進化。仏様の結い上げた髪の形の美しさに引かれ制作を始めたという月光菩薩や大日如来は石の質感や見る角度でさまざまな表情がある。

宮本さんは「生物のきれいな形を取り出して彫っているので(抽象と仏頭の形態で)自分の中に違いはない」と話し「仏頭を彫るのはとても面白い。次は全身の仏像を作りたい」と意欲を見せた。