三重大病院元教授を再逮捕 第三者供賄の疑い 津地検

薬剤の積極使用を図る見返りに三重大学名義の口座に奨学寄付金名目で現金200万円を振り込ませたとして、津地検は27日、第三者供賄の疑いで、大阪市天王寺区、三重大学付属病院臨床麻酔部元教授で医師亀井政孝容疑者(54)を再逮捕した。贈賄側として、いずれも名古屋市、小野薬品工業社員、山本裕介(48)と宮田洋希(44)の両容疑者を逮捕した。地検は3容疑者の認否を明らかにしていない。

地検によると、亀井容疑者は平成29年12月ごろから30年3月ごろまでの間、臨床麻酔部の副部長をしていた津市の同病院で、宮田容疑者から同社の薬品「オノアクト」を積極的に使用することで多数の発注を掛けてほしい旨の依頼を受け、便宜を図る見返りと知りながら同月20日、同大名義の口座に200万円を入金させた疑いがある。山本容疑者は入金の際に宮田容疑者と共謀したという。

 

■元教授と医師ら 別の事件で起訴■
三重県警と愛知県警は今月6日、別の第三者供賄の疑いで、亀井容疑者と部下だった元同大臨床麻酔部講師で医師、松成泰典容疑者(46)を逮捕。贈賄の疑いで、医療機器メーカー日本光電工業社員、下村篤司(48)、花原慎一郎(41)、田畑宏樹(36)の三容疑者を逮捕した。

同事件で津地検は27日、亀井容疑者と松成容疑者を第三者供賄罪で、下村、花原、田畑の3を贈賄罪で起訴。起訴状によると、亀井、松成の両被告は30年5月ごろから7月2日ごろまでの間、同病院で下村、花原、田畑の3被告から手術室などに設置される医療機器を日本光電製に切り替えてほしい旨の依頼を受け、便宜を図る見返りと知りながら自身が代表を務める一般社団法人の亀井被告名義の口座に同社側から200万円を振り込ませたとされる。地検は5人の認否を明らかにしていない。