「深く責任感じる」 三重大病院が謝罪 元教授逮捕で

【元教授らの逮捕、起訴を受け、会見を開いた三重大病院幹部ら=津市の同病院で】

三重大病院(三重県津市)の臨床麻酔部元教授らが汚職事件で逮捕、起訴されたことを受け、病院は27日、記者会見を開き「大学として深く責任を感じている」と謝罪した。病院組織に問題があったことを認め、再発防止に取り組む考えを明らかにした。

尾西康充副学長らが会見し、病院内では問題が起こった際に関係者が情報共有をしにくい「風通しの悪さ」があったことを認めた。対策として、元教授が兼務していた臨床麻酔部と中央手術部の部長職について、鈴木秀謙副病院長が臨床麻酔部長を、伊佐地秀司病院長が中央手術部長に就任。兼業体制を改める。

また、元准教授によるカルテ改ざん事件では、例外的に臨床麻酔部に2人の看護師が所属し、元教授の部下だったことが問題の発覚を遅らせた一因になったと判断し、問題があった際に報告しやすい環境を整えるため、同部の看護師を看護部に配置転換した。

病院は自主退職した元教授と元講師の有罪が確定すれば、2人に退職金の返還を求める考えも明らかにした。小野薬品工業からの奨学寄付金200万円については「違法な給付だった」という認識だが、返還など今後の対応は検討中という。