県内豚熱対策のワクチン 来月1日から9市町で散布 三重

三重県は26日、豚熱(CSF)の感染拡大を防ぐため、イノシシ向けの経口ワクチンを来月1日から県内9市町で散布すると発表した。今月に入って野生イノシシの感染が初確認された大台町と、感染イノシシが10キロ圏内に迫る多気町を新たに対象地域に加えた。来月中に485カ所に計9700個を散布する。

県によると、散布するのは両町のほか、これまでにイノシシの感染が確認されている7市。市町ごとに10―130カ所で散布する予定。1カ所当たり20個をエサと一緒に地中に埋め、5日後に回収する。

昨年11月―今月までに多気、大台両町に近い松阪市内で感染イノシシが見つかったことから、県は両町での散布に向けて準備していた。今月15日には大台町で初めてイノシシ1頭の感染が確認された。

一方、県は今回の散布で桑名、いなべ、菰野の3市町を対象地域から除外。3市町は令和元年7月に県内でワクチンの散布が始まった当初から対象地域になっており、これまでに6回散布していた。

CSF対策プロジェクトチームは3市町を外した理由を「半年以上、感染イノシシが見つかっておらず、捕獲頭数が減少したため」と説明。「亀山市以南から大台町の間で感染イノシシが増えているので、重点的に散布する」としている。