伊勢 宇治山田商高、市公表のデータ活用し研究 農業活性化や食品ロス 三重

【鈴木市長に対してオープンデータを使った研究成果を報告する生徒ら=伊勢市の県立宇治山田商高で】

【伊勢】三重県伊勢市黒瀬町の県立宇治山田商業高校(廣島朗校長、591人)で25日、地域活性化に向けて市公表のオープンデータを活用した研究報告会があり、情報処理科の生徒ら25人が鈴木健一市長に成果を発表した。

市は平成29年3月から、人口や観光情勢などに関する情報をオープンデータとして公開。これを受けて同校では商業科目「ビジネス情報管理」の授業の一環で、データを活用した地域活性化プランへの取り組みを進めている。過去には「ゴミ出しアプリ」など、発表の一部が市に採用された事例もあるという。

報告会では、同科目を選択した3年生が7班に分かれて研究を発表。地域農業の活性化や食品ロス、津波ハザードマップの作成など1年間の取り組みを課題や改善点を交えて報告した。

伊勢神宮の参拝者数や公共交通機関の利用状況に関するデータを研究した班は、バスなどの待ち時間を有効利用するための観光案内やレンタサイクルの周遊コースを紹介するサイトを作成。「レンタサイクルの乗り捨てシステムなどを取り入れれば利用率向上につながる」などと提案していた。

鈴木市長は「コロナ禍でやりたいことにも制限があったと思う。成長しようという部分が見えてうれしく思う」と話していた。