「賃金1万500円以上引き上げ」 連合三重、春闘の目標発表

【記者会見で、春闘の方針を発表する藤岡事務局長=県庁で】

連合三重は22日、来月から始まる春闘の目標を「月例賃金で1万500円以上の引き上げ」と設定したと発表した。7年連続で同じ引き上げ幅。2月5日を中心に県内各地で開始を宣言する。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、街頭演説などは自粛する。

引き上げ幅の内訳は、賃金カーブの維持分を4500円、賃上げの目標を6000円以上とした。35歳で勤続17年のモデルケースでは、前年より1000円増の26万9000円以上を目安としている。

県内企業の賃金を調査した上で目標を設定。昨年の春闘による賃上げは、連合三重に加盟する組合のうち128組合(3万6185人)の平均で、6041円(1.96%)だった。

今年は「誰もが希望を持てる社会を実現」をスローガンに、長時間労働の是正や人材育成などを掲げた。新型コロナの感染拡大を受け、雇用の維持・確保やテレワークの導入も盛り込んだ。

感染症対策のため、例年の街宣行動で実施していたチラシの配布や街頭演説は自粛し、街宣車で音源を流して県内市町を走行する。3月6日には県勤労者福祉会館を拠点にオンラインで決起集会を開く。

藤岡充昭事務局長は記者会見で「雇用を守ることが大前提」とした上で、感染症対策で例年と異なる春闘について「人数制限などが予想されるが、できるだけ直接会って要請を聞いてもらいたい」と述べた。