四日市萬古焼の源たどる 四日市、有節萬古中心に50点展示 三重

【作品を鑑賞する来館者ら=四日市市安島の市文化会館常設展示室で】

【四日市】三重県四日市市安島の市文化会館で、郷土の伝統産業である四日市萬古焼の源をたどる「古萬古展~再興萬古 森有節が遺したもの」が始まっている。市立博物館所蔵の有節萬古を中心に50点を展示している。市文化まちづくり財団主催。3月14日まで。月曜休館(第2月曜開館)。

萬古焼の始祖沼波弄山の没後、一時途絶えた萬古焼を森有節が再興させようと弄山の赤絵を模した「古萬古写色絵人物文鉢」「色絵窓山水文蓋物」や、青磁風の色合いの「青釉猪口」などが並ぶ。また、有節が発明したとされる桃色に発色する釉薬(ゆうやく)を使った「腥臙脂釉鳳凰文蓋物(しょうえんじゆうほうおうふたもの)」、独自の盛絵技法で立体的に描いた「百花百草文皿」、考案した木型造りの「木型作菊花文急須」など、特徴的な作品が展示されている。

弄山の代表的な赤絵作品「色絵窓山水花鳥文大徳利」や「色絵窓龍文盛盞瓶」など、有節萬古を語る上で欠かせない始祖の作品も一堂に並べている。

同展担当者は「弄山の模倣から入り、独自の技を駆使してより発展させ、現在につながる作品を作り上げた有節萬古をじっくりと味わっていただきたい」と話していた。