共通テスト三重県内7152人志願 大学入試 初実施初日、混乱なく

【初の大学入学共通テストに臨む受験生ら=津市栗真町屋町で】

大学入試センターの後継として、初めて実施される大学入学共通テストが16日、2日間の日程で始まった。県内では一部高校を含めて7大学8会場で実施され、7152人が志願した。

大学入試センター(東京)などによると、初日は大きな混乱もなく終了した。伊勢市神田久志本町の皇學館大では、受験生2人が英語のリスニングで、途中から試験をやり直す「再開テスト」を希望したため、終了後に問題の続きから受けた。

津市栗真町屋町の三重大では、午前8時すぎから、マスク姿の受験生らが参考書やノートを手に教室へ向かった。入り口付近に設置されたアルコール消毒液で手指消毒を済ませ、指定の席に座った。

例年は構内に高校ののぼり旗が立ち並び、教諭らが受験生を激励していたが、同大が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、来場の自粛を要請。受験生は友人同士で励まし合って試験に臨んだ。

同大では4399人が受験。うち640人は校舎が改修中のため、別会場の県立津高校で受験した。試験官らは感染症対策のため休憩時間に窓を開けて換気し、定期的にドアノブなどを消毒していた。

共通テストは当初予定されていた記述式の問題や英語の外部試験の導入が中止された。養護教諭を目指す県立四日市高3年の女子高生(18)は「基礎を固めるための対策を頑張った」と話していた。

新型コロナの感染拡大で学校が臨時休校し、直前に県が「緊急警戒宣言」を出すなど異例ずくめ。県立川越高3年の女子高生(18)は「例年と状況が違うので勉強しづらかったが、成果を出したい」と意気込んだ。

今回の入試からは思考力や判断力、表現力を試す問題を重視。英語の配点を変更した。16日は地理歴史・公民、国語、外国語、リスニングの試験を実施。17日は理科と数学の試験がいずれも2種類ずつある。