6年生が卒業記念植樹 鈴鹿・桜島小 桜20本「大きく育って」 三重

【卒業記念に桜の苗木を植える児童ら=鈴鹿氏桜島町4丁目の市立桜島小学校で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市桜島町4丁目の市立桜島小学校(橋本伸清校長)で16日、6年生120人が地域の約20人とともに、卒業記念の植樹をし、平成30年に県内で100年ぶりに発見された野生種の「クマノザクラ」など、3種類の桜の苗木計20本を学校敷地内に植えた。2、3年後には花が咲く見込み。

地名の由来となった桜の木を植えることで「子どもたちが学校や地域に愛着を持ち、未来に向かう力を引き出したい」と、同校学校運営協議会(内山周二委員長)が主催。研究機関とともに、クマノザクラが新種であることを発見した経緯を持つ同市十宮1丁目の樹木医中村昌幸さん(50)が、樹種選定や植栽場所の助言などで協力した。

苗木はCSR活動の一環として、三菱UFJ環境財団が取り組む事業に同校が申請し、寄贈を受けた。

植えたのは3月中旬から下旬に開花するクマノザクラのほか、4月上旬に開花するジンダイアケボノ、4月中旬に開花するスルガダイニオイ。種別の開花時期をずらすことで、観賞期間を長くするのが狙い。

児童らは5、6人ずつの18班に分かれ、班ごとに作業。スコップで地面に30センチほどの穴を掘り、高さ約2メートルの苗木を植えた後、肥料を入れて土を戻した。

中村さんは各班を回りながら、子どもたちに植え方を指導。最後に、全員の前で「今日のことをいい思い出にするのではなく、将来の宝として未来につなげていけるよう見守ってほしい」と呼びかけた。

児童の一人、佐野莉子さん(12)は「大きく元気に育って欲しい。桜がいっぱいの学校になったらうれしい」と話していた。