
三重県は15日の県議会開会会議に、豚熱(CSF)など家畜伝染病の対策費として、約5億1400万円を追加する本年度一般会計補正予算案を提出した。鈴木英敬知事は「次の感染を絶対に発生させないという決意の下、感染拡大防止対策に取り組む」と述べた。
県議会は同日、通年議会を開会し、会期を12月21日までの341日間と決定。提出された一般会計補正予算案を即日採決し、全会一致で可決した。
鈴木知事は議案提出に先立つ開会あいさつで、新型コロナウイルスの感染拡大に触れ「本年は知事に就任して10年となる節目の年。感染予防対策に万全を期すとともに、一日一日、県政の発展のために努力をしていく所存である」と決意を述べた。
また、日沖正信議長も開会あいさつに臨み「議員の任期も折り返しとなる。コロナ禍で県財政は極めて厳しい状況が懸念されるが、一刻も早く県民が安定した生活を取り戻せるよう二元代表制の一翼を担う議会として、最善を尽くす」と述べた。