宿泊施設のバリアフリー体感 鳥羽高生、対策設備学ぶ 三重

【障害者の視点からバリアフリールームを体験する生徒ら=鳥羽市の扇野の里 扇芳閣で】

【鳥羽】三重県立鳥羽高校(鳥羽市安楽島町)は15日、同市鳥羽2丁目の宿泊施設「扇野の里 扇芳閣」でフィールドワークの授業を開き、3年生の生徒ら20人が障害者の立場を体験しながらバリアフリー対策について学んだ。

観光施設でのバリアフリー対策について学ぶ体験授業の一環として、同校総合学科の観光ビジネス系列と総合福祉系列の生徒らが参加。NPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンター(中村元理事長)会員の案内を受けながら、同施設での設備を体験した。

同施設では、平成15年から障害者や家族らが宿泊できる「バリアフリールーム」を整備。同法人からの監修を受け、一般の利用者でも違和感なく宿泊できるよう配慮した部屋づくりを目指したという。

生徒らは、車いす利用者や介助者、重りを仕込んだ妊婦役など役割を分担して施設を回り、課題などを探っていた。観光ビジネス系列3年の亀井来華さん(18)は「階段やエレベーターなど普段の生活だと気付かないことも多く、障害者の立場で考えるきっかけになった」と感想を語った。

引率した高田弘子教諭(31)は「なかなか見る機会も少ないので普段とは違う視点でいろいろな物を見てもらえたら」と話していた。