尾鷲 「新しい物を作りたい」 地域おこし協力隊に日下さん 三重

【加藤市長(左)から委嘱状を受け取る日下さん=尾鷲市役所で】

【尾鷲】三重県尾鷲市特産の甘夏の栽培などに取り組むため、大阪府堺市出身の日下浩辰(ひろよし)さん(49)が1日に尾鷲市の地域おこし協力隊に着任した。14日に加藤千速市長から委嘱状が交付された。任期は1年で最長3年更新できる。

甘夏栽培が盛んな同市天満浦地区で、近年耕作されていない農地を利用して甘夏を栽培し、6次産業化を目指す。最盛期の平成元年には、同地区の甘夏農家でつくる同市開拓農業協同組合に26軒が所属していたが、現在は7軒に減少。組合の平均年齢は77歳と高齢化が進み、担い手の確保などが課題となっている。

日下さんは以前から「自然が豊かな場所に移住したい」という思いがあった。前職でペット用品の開発に携わっていた経験があり「ものを作るプロセスは食品も用品も変わらないと思う。甘夏だけを売るのではなく、新しい物を作っていくことを3年間でやり遂げたい」と抱負を語った。

加藤市長は「事業に携わってもらい感謝している」と歓迎。「大変だと思うが、やりがいのある仕事。まずは3年間一生懸命頑張ってもらいたい」と激励した。