明和町 初期斎宮の中心建物確認 歴史博物館、あす現地公開 三重

【発掘調査区の上からの画像(斎宮歴史博物館提供)】

【多気郡】斎宮歴史博物館は14日、三重県明和町竹川で実施した史跡斎宮跡第199次調査の結果を発表した。飛鳥時代終わりごろの初現期の斎宮中枢域から正殿とみられる中心建物などを確認した。16日午前10時から正午まで、現地公開する。参加費無料。

同館は初期斎宮の解明を目指し、史跡西部で発掘調査を進めている。現場は同館から南に約500メートルの近鉄山田線沿い。

掘っ立て柱塀で区画された中枢域は横が約41メートル、縦が55メートル以上ある。建物や塀は北から東へ約33度傾いた方向に並んでいる。

193次調査では中枢域を区画する塀や内部の建物を確認し、197次調査では区画出入り口の門を見つけた。

今回は正殿と西脇殿の一部とみられる柱穴列が出土し、北端にある掘っ立て柱塀の角が出てきた。

同館では「斎宮中枢域の構造や規模、遺構の変遷が明らかになった。斎宮の成立や伊勢神宮との関係を考える上で重要な成果となる」と評価している。

現地公開は新型コロナウイルス感染拡大防止のため担当者の詳細な説明はせず、個別の質問に答える。問い合わせは同館=電話0596(52)3800=へ。