亀山・白川地区 移動販売車で高齢者に食材 古市商店が巡回 三重

【古市店主(左)の移動販売車から食材を買う住民ら=亀山市白木町押之尾で】

【亀山】三重県亀山市北西の山間部に位置する白川地区では、米・酒販売の古市商店(鈴鹿市石薬師町)の古市裕店主(56)が移動販売車で、毎週木曜に同地区9カ所を巡回し、高齢者らに魚介や肉類などの生鮮食品や冷凍食品のほか、菓子や雑貨品を販売している。

同地区には、住民約760人のうち、65歳以上の高齢者が約300人。高齢化率は39・4%(市内22地区の平均は26・8%)。食料品店や雑貨店、コンビニもない同地区では、運転免許証を持たない一人暮らしの高齢者らは、食材を買いに行くこともできず、移動販売車に頼っている。

木曜の14日、同地区押之尾で移動販売車を待っていた住民らは、買い物籠を手に持ち、魚や肉、パン、牛乳など購入し、来週に持って来てもらう必要な食材を注文した。同市白木町の広森久子さん(90)は「ほとんどの食材がまかなえて助かっている」と話した。

約13年前から、鈴鹿、四日市内の山間部を、亀山の同地区には3年前から、買い物に困っている人らのためにと移動スーパーを始めた古市店主は「白川地区には1週間に一度だが、待っていてくれる人のためにも今後も続ける」と笑顔で話した。