三重県教委は14日、3月に県立高校を卒業する生徒の昨年12月末現在の就職内定率を発表した。前年同期と比べて0・4ポイント下回る95・3%だった。新型コロナウイルスの感染拡大で就職採用選考の開始時期が1カ月後ろ倒しになったが、前年度の水準に近づいた。
県立高校の卒業予定者は1万1803人で、うち就職希望者は前年同月より260人少ない3727人。前年同月と比べて261人少ない3553人が内定している。
県立特別支援学校高等部の卒業予定者は268人で、うち就職希望者は75人。前年同月と比べて3人多い52人が内定し、内定率は0・3ポイント上回る69・3%となった。
県教委は、まだ内定していない生徒については「人事担当経験などのある就職アドバイザーと協力し、個別の進路相談や採用選考に向けた指導をすることで就職につなげたい」としている。