鳥羽・石鏡町 壁画の色塗り作業進む 新たな観光地として発信 三重

【色塗り作業が進められている壁画=鳥羽市石鏡町で(同市提供)】

【鳥羽】三重県鳥羽市石鏡町の活性化につなげようと、地域おこし協力隊員や地元住民らが地域に伝わる壁画を色づけする「いじかカラープロジェクト」の取り組みが進められている。今月23日をめどに完成披露を予定している。

壁画は市道石鏡線沿いのコンクリート製のり面に描かれており、大きさは縦約3メートル、横約10メートル。波間を割って力強く海原を進む漁船を中心に、鯛、イセエビなどの海産物や灯台などが描かれている。作者や制作年月日は不明で、地元住民の間でも知る人ぞ知る隠れた存在だったという。

この壁画を同町の新たな観光地として発信しようと、武蔵野美大芸術文化学科出身で、令和元年10月に同市の地域おこし協力隊員に就任した佐藤千裕さん(27)や町内会が中心となり、昨年10月下旬ごろから着彩作業を開始。地域で伝わる大漁旗をイメージして地元石鏡小の児童らも参加して色塗りの作業を進めてきた。

佐藤さんは「地元の方の協力があって実現できた。将来に残るものなので子どもたちが大きくなった時に思い出して欲しい。皆で作業したこの壁画がフォトスポットになれば」と話した。