南伊勢町 NPO「チーム道行竈」が地域活性化 2年目は「純米吟醸」販売 三重

【「純米吟醸 道行竈」と「道行竈のお米」をPRする(左から)島田区長、島田会長、加藤さん=南伊勢町道行竈で】

【度会郡】三重県南伊勢町道行竈(みちゆくがま)の地域活性化や耕作放棄地解消を目的に、南伊勢地域連携日本酒プロジェクトと米作りに取り組むNPO法人「チーム道行竈」が、自分らが育てた酒米「神の穂」を醸造した「純米吟醸 道行竈」と、昨年から栽培を始めたコシヒカリ「道行竈のお米」の販売を始めている。

町と皇學館大学(伊勢市)が進める同プロジェクトの一環として、住民や町内外の協力者が同チームを結成し、耕作放棄地を復田。2年目の昨年は35アールの水田で酒米、45アールの水田でコシヒカリを栽培した。

日本酒の醸造は伊賀市の若戎酒造に委託。初年度は純米大吟醸だったが、今回は普段の食事に合わせて飲んでもらおうと、リーズナブルで食中酒タイプの純米吟醸に仕上げた。フルーティーな香りと口当たりの良い味わいが特徴という。

2千本限定で一本720ミリリットル1980円。別売りで贈答用の箱(220円)も用意した。一升瓶は百本限定で3960円。町のふるさと納税返礼品になったお米は2キロ入り900円で販売する(税込み)。

昨年は一般酒類小売業免許を取得して事務所兼販売所を設け、団体を法人化。同町地域おこし協力隊の加藤雄太郎さん(32)が活動に加わり、次年度も耕作放棄地の復田を進めコシヒカリの収穫量を増やす予定。

島田安明会長(68)と島田正文区長(65)は「移住者を増やし、耕作放棄地を減らすことを目指してやっている。自分たちの取り組みをきっかけに町全体の耕作放棄地をなくす取り組みにつながれば」と話した。

問い合わせはチーム道行竈=電話080(2655)3865=へ。