三重県内新たに43人感染 新型ウイルス、介護施設でクラスター

三重県は10日、未就学児―90代の男女計43人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。伊勢市の介護施設「正邦苑城田」でクラスター(感染者集団)が発生。県内の感染者は延べ1563人となった。県内の病床使用率は10日現在で63.3%となり、初めて6割を超えた。

県によると、新たに判明した感染者は市町別では伊勢市が最多の13人。鈴鹿市で11人、四日市市と伊賀市で各5人、いなべ市、津市、桑名市で各2人、志摩市、名張市、川越町で各1人だった。

7市町の32人は、既に判明している感染者との接触が確認されている。鈴鹿市、伊勢市、伊賀市、津市、名張市、桑名市、志摩市の11人は現時点で感染経路が分かっていない。

このうち、伊勢市の50代―90代の男女9人は正邦苑城田の職員と入所者。50代男性職員1人の感染が8日に判明したことから、検査を受けていた。

この施設の感染者は10人となり、県は県内26例目のクラスターに認定。9日にクラスター対策グループを派遣した。職員と入所者57人のうち、残り29人への検査を進めている。

県内で開業している桑名市の40代男性歯科医の感染も判明。1―2日に県外の別居親族宅を訪問し、8日に発熱した。同日まで勤務していたことから、県が患者やスタッフの接触者調査を進めている。

鈴鹿市立小学校の40代女性教職員や別の市立小学校の男子児童1人、市立中学校の男子生徒1人の感染も新たに判明。いずれも家族の濃厚接触者として検査を受けた。市は「校内に濃厚接触者はいない」として、臨時休校しない方針。

伊賀市の40代男性会社員は2日に県内の飲食店で開かれた新年会に参加し、地元の知人ら十数人と飲酒を伴う会食をしていた。参加者1人の感染が7日に判明し、濃厚接触者として検査を受けた。