「110番の日」適正利用を 四日市南署 イラストで呼び掛け 三重

【署員が自作したイラストを紹介する川上課長=四日市南署で】

三重県警四日市南署は10日の「110番の日」に合わせ、署員が自作したイラストを使って110番の適正利用を呼び掛けている。1階ロビーに掲示し、緊急性のない相談や問い合わせは相談専用ダイヤルの利用を促す。

同署は「笑えない 本当にあった110番」と題して、不要不急の通報内容をイラストで例示。緊急性の低い困り事は、相談専用ダイヤルの「#9110」や署の番号に電話するよう呼び掛けている。

イラストでは「あっ、鍵を掛け忘れたかも。警察に見てきてほしいな」「タクシーが捕まらない。家まで送ってくれ」など緊急性の低い相談を受ける警察官の姿がコミカルに描かれている。

描いたのは署員の谷口玖美子さん(49)。子どもの頃から絵を描くのが好きで、暴対法の啓発用パンフレットにイラストを描いたのをきっかけに、警察のポスターやカレンダーなどを手掛けるようになった。

「何でも最初が一番うまくいく」という谷口さんはイラスト用のサインペンで線を一発描き。パソコンで彩色する。署員らの経験談などをヒントにテーマを考え、8種類のイラストを2週間ほどで描き上げた。

県警によると、昨年1―12月に県全体で受理した110番は約8万9千件で、うち2割が不要不急の内容だった。電話回線が埋まる可能性があることから、緊急時以外の利用は控えるよう求めている。

川上博樹地域課長は「私も実際に施錠の確認を頼まれたことがある」と明かし「110番は事件や事故が発生したときに緊急通報するためのもの。本来の趣旨と異なる利用はやめてほしい」と話した。