リモート接客で明高米PR 伊勢 生徒が生産、東京で販売 三重

【リモート接客で明高米をPRする生徒=伊勢市小俣町の明野高校で】

【伊勢】三重県伊勢市の県立明野高校の生徒らが生産した米「明高米(あけこうまい) 結びの神」の限定販売が、県の首都圏営業拠点「三重テラス」(東京・日本橋)で今月始まった。コロナ禍で対面接客が難しい中、生徒たちがアバター(分身)ロボットを活用したリモート接客に挑戦している。

同校生産科学科作物部門は、毎年実習で米を栽培。有機肥料を使った減農薬栽培で、種から育てている。2019年からは、3年生が実習の集大成として三重テラスの店頭に立ち、明高米をPRする販売イベントに取り組んできた。しかし、今年はコロナ禍で東京での活動は中止。そこで三重テラスなどと協力し、オンラインでリモート接客を試みることになった。今月中の5日間に、3年生7人が交代で取り組む。事前に制作したPR動画も配信する。

8日は、2人の生徒が担当した。三重テラスの担当者が明高米販売コーナー前に、遠隔操作できるアバターロボット「ニューミー」を配置。生徒は学校からパソコンモニター越しの客に「三重の明野高です」「おいしく、安心安全をモットーにつくってます」「冷めてもおいしいですよ」などと話しかけ、丹精した自慢のコメをアピールした。客たちは、ニューミーのモニターに映る生徒と気さくに対話し購入していた。

リモート接客した寺本祐清さん(17)は「初めは戸惑いがあったが、慣れれば遠隔でもPRできていると実感。明野高の商品を気に入ってくれる人がいて、生産者としての喜びを感じた。コロナで通常の実習ができないこともあったが、最後は自分たちで売り切りたい」と話した。