伊勢エビ密漁、昨年15人 摘発大幅増加「犯罪の認識を」 三重

【摘発時に押収された抱卵している伊勢エビ(鳥羽海保提供)】

【鳥羽】鳥羽海保や鳥羽署、三重県、鳥羽磯部漁協などで構成する鳥羽市密漁対策協議会は8日、令和2年の伊勢エビ密漁の取り締まり結果を発表した。漁業法(漁業権の侵害)や県漁業調整規則(禁止期間中の採捕)違反による摘発人数は15人で、前年の1人から大幅に増加した。

同海保では、新型コロナウイルスによる感染拡大の影響でアウトドア指向が強まったことで釣り客が増加傾向にある中、密漁者も増加したとみている。

同海保によると、昨年1―12月に管内の鳥羽市と志摩市沿岸をパトロールした結果、漁業法違反の疑いで、県内8人を含む20―60代の会社員男性ら15人を摘発し、伊勢エビ44匹を押収。このうち9人を5―9月の禁漁期に密漁した県漁業調整規則違反の疑いでも摘発し、9月までに摘発した合計10人を津地検に書類送検した。

同海保警備救難課の諸戸慎希課長は「伊勢エビは伊勢志摩の水産資源で観光資源。コロナ禍で苦しい状況にある中で密漁することは犯罪であることを十分認識してほしい」と話した。