「今が瀬戸際」 1都3県へ移動自粛 県が要請 三重

【1都3県への移動自粛を求める鈴木知事=三重県庁で】

政府が首都圏の1都3県に新型コロナウイルスの緊急事態宣言を発令したことを受け、三重県は8日、1都3県への移動を「生活の維持に必要な場合」を除いて避けるよう県民に要請した。大人数、長時間の飲食も参加しないよう要請。鈴木英敬知事は記者会見で「今が感染拡大を止める瀬戸際」と強調し、対策の徹底を呼び掛けた。

また、1都3県以外でも店舗に営業時間の短縮が要請されているエリアには訪問しないよう要請。「大人数で長時間に及ぶ飲食」は店舗での会食に限らず、親族宅での食事会なども対象としている。

いずれも新型コロナウイルスの特別措置法に基づく「協力要請」として位置付けている。期限は1都3県への緊急事態宣言と同じく2月7日まで。県内での営業時短要請や県独自の宣言は出していない。

県は8日の対策本部員会議で要請を決定。新型コロナ対応の病床を新たに8床確保して357床としたことや、事業者への影響を聞き取るための緊急経済会合を14日に開くことも確認した。

このほか、感染者を一度は入院させる原則は維持しつつ、自宅療養を併用していくことも確認。病床の逼迫(ひっぱく)を想定し、重症化リスクなどに応じて入院対象者を選定する体制の準備を進めることも報告された。

鈴木知事は会見で「忘年会や親族間での食事、帰省による拡大がみられる。今がピークかは分からず、まだ拡大の可能性はある。今が感染拡大を止めるための瀬戸際。お力添えをいただきたい」と述べた。

また、感染状況次第では「飲食店への営業時短要請や夜間の外出自粛をお願いしなければならない」と指摘。愛知、岐阜両県などで宣言が出されれば「県としても宣言を出すことを検討したい」と語った。