「公務員の信頼損ねた」 臨時講師逮捕 県教委、会見でおわび 三重

【小学校講師の逮捕を受け、記者会見で頭を下げる県教委の職員=三重県庁で】

三重県の伊勢市立豊浜東小の臨時講師、世古享佑容疑者(28)が強盗致傷容疑で逮捕されたことを受け、県教委の中村正之教職員課長は5日の記者会見で「公教育の信頼を著しく損ね、おわび申し上げる」と頭を下げた。

中村課長は「児童や生徒の範となる職員がこのようなことを起こすことはあってはならず、申し訳なく思う。本人に動機などを聞き取り、県教委として対策を根本的に見直すことが必要だと考える」と語った。

また、世古容疑者については「処分歴などはなく、勤務態度も特に問題はなかったと、伊勢市教委から聞いている」と説明。「接見するなどして事実関係を確認し、事実が確認できれば処分する」と述べた。

鈴木英敬知事も5日のぶら下がり会見で「児童の範となるべき教員が逮捕されたと聞き、大変に重く受け止めている」と述べ、早急な事実確認と厳正な対処などを県教委に指示したことを明らかにした。

その上で、相次ぐ教員の不祥事には「大半が額に汗して働く中で大変残念に思う」とし、県教委には「学校関係者に甘えや特徴的なことがないかなど、根本的な議論をした上で再出発してほしい」と語った。

県教委によると、世古容疑者は昨年11月6日午後5時半ごろ、伊勢市内の男性宅で3万3500円を盗んで逃げようとした際、もみ合いになった男性を階段から突き落として腰などにけがをさせたとされる。