伊勢 強盗致傷容疑で講師逮捕 民家に侵入、住民にけが 市立小勤務 三重

【伊勢】民家に盗みに入り、鉢合わせた住民男性にけがを負わせたとして、三重県の伊勢署は5日、強盗致傷の疑いで、伊勢市立豊浜東小の臨時講師、世古享佑容疑者(28)=同市旭町=を逮捕した。「身に覚えはありません」と否認している。

逮捕容疑は令和2年11月6日午後5時25分ごろ、同市中島二丁目の会社員男性(35)方に侵入。現金約3万3500円を盗み、逃げようとした際に帰宅した男性に見つかりもみ合いとなり、階段から男性を転落させて腰部打撲や右足首のねんざなど全治約2週間のけがを負わせた疑い。

同署によると、男性は母親と2人暮らしで当時留守にしていたが、帰宅した際に物音を確かめようと2階に上がった際に鉢合わせとなったという。男性からの一一〇番を受け、付近の防犯カメラや聞き込みなどから世古容疑者が浮上したため、5日朝に自宅から同署に任意同行を求めた。同種余罪もあるとみて関連などを調べている。

伊勢市教委学校教育課によると、世古容疑者は平成29年4月から1年間を任期とする臨時講師として採用され、令和2年4月から3カ所目の赴任となる同校で3年生担当として勤務していた。普段の勤務態度に問題はなかったという。

犯行当日は通常通り出勤していたといい、犯行後も冬休みが始まる昨年12月26日まで普段と変わらぬ様子で出勤していたという。同市教委は今月5日に緊急の小中学校校長会を開いて情報共有や再発防止に向けた綱紀粛正を図るよう申し合わせたとしている。

逮捕を受けて鈴木健一市長は「市政を預かる責任者として被害者やご家族、市民の皆様に心よりお詫び申し挙げる。教育委員会には明日の伊勢を担う子どもたちの教育に自覚と責任を持ってしっかり取り組み、信頼を回復できるよう努めて欲しい」とコメントした。

また北村陽教育長も「普段から指導する立場に関わらず、教育に対する信頼を著しく失墜させるもので児童や保護者、市民の皆様や被害者に深くお詫び申し上げる。法令遵守、服務規律の確保徹底に取り組んできたが、これまでの取り組みを見直し、改めて再発防止に取り組む」とした。