昨年の津市消防 救急1万4242件、大幅減 火災は103件、2年連続減 三重

【津】三重県の津市消防本部は4日、令和2年の火災、救急、救助の概況(速報値)を発表した。救急出動件数は前年と比べて1657件減の1万4242件と大幅に減少。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛などが影響したとみられる。

救急出動の減少は2年連続。このうち「急病」は前年比913件減の9189件だった。感染拡大防止のため、部活動やスポーツ大会が中止になったことから「運動競技」は51件減の26件だった。

火災は前年比12件減の103件で、2年連続で減少した。うち27件が住宅火災だった。火災の原因は「放火の疑い」が17件と最も多く、「たき火」「火入れ」が続いた。死者と負傷者は各5人だった。

救助活動は前年より38件少ない149件。交通事故が66件で、全体の44%を占めた。施錠された自宅で倒れている高齢者の救助などを含む「建物等による事故」は49件に上った。

消防救急課は、救急出動が大幅に減少した要因について「緊急事態宣言の発令に伴う外出自粛や病院の受診控え、市民が感染予防策を徹底したことによる急病者の減少などが考えられる」としている。