伊賀 豚熱殺処分、自衛隊が撤収 県職員ら引き続き作業 三重

【自衛官にねぎらいの言葉を述べる鈴木知事(右手前)=伊賀市四十九町で】

豚熱(CSF)が発生した三重県伊賀市内の養豚場で殺処分などの作業に当たっていた陸上自衛隊第33普通科連隊が1日、現場での作業を終えて撤収した。残りの作業は県職員らが引き続き実施する。

県によると、第33普通科連隊は鈴木英敬知事から災害派遣の要請を受け、先月29日から作業を開始。同連隊の自衛官ら約230人が1日までの4日間で、約3300頭の殺処分に当たった。

1日夜、県伊賀庁舎(同市四十九町)で自衛隊の撤収式があった。鈴木知事は「多大な力添えに心からお礼を申し上げる。自衛隊が国民の安全と安心に欠かせない存在だと改めて伝わった」と述べた。

岡本栄伊賀市長や地元選出の県議らも撤収式に駆け付け、作業に当たった自衛官をねぎらった。自衛官らは式典の後、鈴木知事や岡本市長から拍手で見送りを受けながら車両で帰途に就いた。

また、県は2日、この養豚場で飼養する約7200頭の約9割に当たる6500頭の殺処分を同日午後3時までに終えたと発表。当初の計画通り、9日には消毒を含む全ての防疫措置が終了する見通し。