県内経済「持ち直しの動き」 10情勢、5カ月連続で県判断 三重

三重県は28日、10月の県内経済情勢を発表した。経済情勢の判断を「新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい状況が続いているものの、持ち直しの動きがみられる」と5カ月連続で判断した。自動車産業を中心に生産活動に改善がみられ、国のコロナ対応の経済支援策による下支えなどで県内消費も回復してきたため。生産分野は「持ち直しつつある」、個人消費は「感染症の影響が残るものの、持ち直しの動きがみられる」、雇用情勢は「感染症の影響により、弱い動きとなっている」との判断を維持した。

鉱工業や製造業の活動状況を示す鉱工業生産指数は前月と比べて0・2%減の101・5で、2カ月連続で低下。生産種別では、輸送機械工業と化学工業が前月を上回った。

消費分野では大型小売店の販売額が前年同月と比べて6・1%増の253億6300万円で、2カ月ぶりに前年同月を上回った。コンビニの販売額は、県全店で9・5%増の144億2900万円で8カ月ぶりに前年同月を上回った。

新車登録台数は、前年同月比38・3%増の8121台で、13カ月ぶりに前年同月を上回った。新築着工数は3カ月ぶりに前年同月を上回り、1210戸。有効求人倍率は1・04倍で、前月を0・03ポイント上回った。

県統計課は「中国など海外経済の回復で自動車の生産活動が改善し、GoToトラベルなど各種政策の下支えで県内消費も回復してきた」と説明。11月以降は「感染の再拡大やGoToトラベルの一時停止など先行きが不透明なので注視したい」としている。